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詩篇

詩篇 2

1 主に向かって怒り狂うとは、

なんと愚かな国々でしょう。

神を出し抜こうとするとは、

なんと身のほど知らずな人々でしょう。

2 地上の王たちが相集い、

主と、主に油注がれた者への反逆をもくろんでいます。

3 彼らは言います。

「さあ、神の鎖を断ち切ろう。

神から解放されようではないか。」

4 天におられる神は、

彼らのむなしい計画を聞いて笑います。

5 それから、激しい怒りを燃やしてしかりつけ、

彼らを恐れおののかせます。

6 主は言われます。

「これがわたしの選んだ王だ。

わたしは彼を、わたしの聖なる都エルサレムで即位させた。」

7 選ばれた方が答えます。

「主の永遠の目的を知らせましょう。

主は私に、『わが子よ、今日はあなたの戴冠式だ。

今、わたしはあなたに、子にふさわしい栄光を与える』

と告げられました。」

8 「わたしに願い求めよ。

そうすれば、世界のすべての国を授けよう。

9 国々を鉄の杖で治め、

粘土のつぼのように砕くがよい。」

10 ああ、この世の王、支配者たちよ。

手遅れにならないうちに聞きなさい。

11 敬虔な恐れを抱いて主に仕え、

おののきをもって喜びなさい。

12 神のひとり子の前にひれ伏し、

その足に口づけしなさい。

主の怒りにふれて、滅ぼされてしまう前に。

私はあなたに警告しておきます。

主の怒りがまもなく燃え上がろうとしています。

主に信頼する人は、なんと幸いでしょう。

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