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詩篇

詩篇 100

1 大地よ。主に向かって喜びの声を上げなさい。

2 喜びをもって主に仕え、

喜びの歌を歌いつつ、神の御前に進み出なさい。

3 主が神であるとはどんなことか、

悟ることができるように努めなさい。

主は私たちをお造りになりました。

私たちは神の民、その牧場の羊です。

4 感謝の思いも新たに神殿の門をくぐり、

賛美の歌声とともに宮の内庭に入りなさい。

さあ、感謝してほめたたえなさい。

5 主はいつも正しく、愛と思いやりに満ち、

いつまでも変わることのない真実を示されるからです。

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詩篇

詩篇 101

1 主よ。あなたがどんなに恵み深く

公正なお方であるかを、ほめ歌います。

2 私は潔白な道を歩もうと心がけていますが、

神の助けなしには何もできません。

特に、御心にそった歩みをしたいと

せつに願う家庭の中でこそ、

助けていただきたいのです。

3 卑しいものを退け、あらゆる不正を憎んで、

それにかかわることがないように助けください。

4 いっさいの自己中心を捨て、

すべての悪から遠ざかります。

5 陰で隣人を中傷するような人間には容赦をしません。

また、人々のうぬぼれや思い上がりも

黙って見てはいられません。

6 神を敬う人こそ真の英雄と考えて、

私の家へ招きます。

身も心も潔白な人だけが、

わが家の召使となれるのです。

7 うそを言ったり裏切ったりする人を

泊めることなどいたしません。

8 悪人を追い出して神の都を守ることが、

私の日々の務めなのです。

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詩篇

詩篇 102

悩みに打ちひしがれている人の祈り

1 主よ。私の祈りを聞き、

私の訴えに耳を傾けてください。

2 この悩みの時にこそ、私を放っておかず、

すみやかに答えてください。

3-4 私の日々は、煙のように消えていくからです。

私は肉体ばかりか心も病み、

草のように踏みにじられ、しおれてしまいました。

食欲もなく、何を食べても味けないのです。

5 絶望して嘆き、うめき続けたこの身は、

骨と皮だけになりました。

6 まるで、はるか遠い荒野に住むはげたかや、

仲間からはずれて荒野をさまようふくろうのようです。

7 屋根にとまった一羽の雀のように孤独をかみしめ、

一睡もできずに身を横たえているのです。

8 敵は、くる日もくる日も私をののしり、のろいます。

9-10 神の激しい御怒りにふれて、

私はパンの代わりに灰を食べ、

涙まじりの飲み物を飲むのです。

私は神から放り出されました。

11 私の一生は、夕方の影のように素早く過ぎ去り、

草のようにしおれます。

12 それに引き替え、永遠の王である主のご名声は、

いつまでも語り継がれます。

13 私は、あなたがエルサレムを

あわれんでくださることを知っています。

今こそ、その時です。

14 あなたの国は、城壁の一つ一つの石にも愛着を覚え、

通りの土さえ大切に思っているのです。

15 諸国の民や支配者たちは、

主の前で震え上がりますように。

16 主が栄光の姿で現れ、

必ずエルサレムを再建してくださるからです。

17 神は、苦闘している人の祈りを聞かれます。

主には、忙しくて彼らの願いが耳に入らない

などということはありません。

18 このことを記録にとどめるのは、

子孫たちにも神のなさったことをたたえさせ、

次の時代の者に主を賛美させるためです。

19 さあ、こう伝えなさい。

主は天から見下ろし、

20 奴隷として死ぬ運命にある民のうめきを聞いて、

解放してくださったと。

21-22 すると人々はエルサレムの神殿になだれ込み、

主を賛美し、その歌声は都中に広がるでしょう。

世界の国々の王も、

主を拝もうと詰めかけて来ることでしょう。

23 主は、寿命を短くして、

人生半ばで私を倒れさせました。

24 そこで、こう申し上げました。

「ああ、永遠に生きておられる神よ、

どうか私を、人生半ばで死なせないでください。

25 はるか昔、あなたは地の基礎をすえ、

天をお造りになりました。

26 それらはやがて消え去りますが、

あなたは永遠に生き続けられます。

着古した着物のようにすり切れたものは、

新しいものと取り替えられますが、

27 あなたご自身は永遠に不変です。

28 そして私たちの家系も、あなたの守りのもとに

世代から世代へ継承されていくのです。」

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詩篇

詩篇 103

1 私は心から、主のきよい御名をたたえます。

2 私は主をほめたたえます。

あなたがなしてくださった数々のすばらしいことを

私は決して忘れません。

3 主は私の罪をみな赦し、病気を治してくださいます。

4 地獄に行くはずのこの身を贖い、

恵みとあわれみで包んでくださいます。

5 私の一生は祝福で覆われ、鷲のように若返ります。

6 主は、不当に扱われている者を公平にさばかれます。

7 主はご自分の意思とご性質を、

モーセおよびイスラエルの民に知らされました。

8 主は、虫けら同然の者をあわれみ、

優しくいたわってくださいます。

すぐにお怒りにならず、恵みと愛に満ち、

9 いつまでも怒りの心を持ち続けたりはしません。

10 罪の深さに応じて私たちが当然受けるべき罰を

そのまま下すこともありません。

11 神を恐れ、あがめる者には、

無尽蔵のあわれみをかけてくださいます。

12 神は私たちの罪を取り除き、

はるか地平線のかなたに投げ捨ててくださいました。

13 主は、恐れかしこむ者に対しては、

父親のように優しい思いやりを示してくださいます。

14 私たちが土くれにすぎず、

15 また草花のようにはかなく、

16 風に吹き飛ばされて消えるような

ちっぽけなものであることを知っておられるからです。

17-18 しかし主は、ご自分を信じる者をいつまでも恵み、

神との契約を忠実に守り従う人を、

子々孫々に至るまでお救いになります。

19 主は天に御座をすえ、

すべてのものを支配なさいます。

20 神の命令を一つとして聞きもらさず、

すぐ実行に移す御使いたちよ、

主をほめたたえなさい。

21 神に仕える天使の軍団よ、

絶え間なく主をほめたたえなさい。

22 万物が声を合わせて、賛美しますように。

私も力いっぱいにほめ歌います。

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詩篇

詩篇 104

1-2 主はすばらしいお方です。

栄誉と尊厳をまとわれたそのお姿は、

なんと威光に満ちていることでしょう。

あなたは、天には星をちりばめ、

3 地表のくぼみには海原を創造されました。

雲の馬車に乗り、風の翼でかけ抜けられます。

4 その前ぶれを務める天使は、

風のように速い、炎の使者です。

5 大地はくずれ落ちることのないように、

しっかりと据えつけられました。

6 また、山々をのみ尽くすほどの大洪水で、

大地は覆われました。

7-8 あなたのひと声で、

水はたちまち広大な海の底に吸い込まれ、

山々は姿を現し、

谷はあなたが定めた高さまで沈みました。

9 あなたはまた、

海水が二度と地表を

覆うことのないよう、

境界線をお定めになりました。

10 谷には泉を、山には渓流を、神は配置なさいます。

11 あらゆる獣はそこでのどを潤し、

野ろばは渇きをいやします。

12 鳥は渓流のほとりに巣を作り、

木々のこずえでさえずります。

13 神は山々に雨を降り注ぎ、

地を果物の宝庫となさいます。

14 そのひと言で、

家畜の食べる柔らかい草が生え、

人の糧となる果樹や野菜、それに穀物も育ちます。

15 また、喜びをもたらすぶどう酒、

皮膚をつややかにするオリーブ油、

力の源となるパンも作ることができます。

16 主がお植えになったレバノン杉は、

すくすくと伸び、みごとな大木に成長しました。

17 そこには鳥が巣を作り、

こうのとりは、もみの木に宿ります。

18 高原には野やぎの牧草地があり、

岩だぬきは、岩の間を隠れ場にしています。

19 主は、月を造ってひと月の長さを定め、

一日を区切る目じるしとして太陽を置かれました。

20 神が夜をもたらし、闇を送ると、

森の獣たちはいっせいに出て来ます。

21 若いライオンは、獲物を求めてほえたけります。

しかし、神の助けなしに、

食物にありつくことはありません。

22 明け方近く、獣たちはほら穴に引き返して横になり、

23 入れ替わりに、人間が一日の仕事を始め、

夕暮れまで働きます。

24 主よ。あなたの知恵で、さまざまな営みができ上がり、

地は豊かに満ちあふれています。

25 目の前に開ける広大な海には、

大小さまざま、

ありとあらゆる生き物が生息しています。

26 海を見れば船が行き交い、

沖合にはくじらが戯れています。

27 生き物はみな、

あなたが下さる食物を待っています。

28 そして、配られた食物を満腹するまで食べるのです。

29 もし、あなたのそのような配慮がなければ、

彼らは途方にくれ、飢え死にするしかありません。

30 あなたが御霊を送られると、

新しいいのちが誕生します。

31 主をいつまでもほめたたえなさい。

主は、ご自分の手のわざを喜んでおられるのです。

32 主に見つめられると、大地はすくみ上がり、

神の手が少しでも触れれば、山は噴火するのです。

33 私は息を引き取るその時まで、主をたたえ続けます。

34 どうか、この思いが神に喜ばれますように。

私にとって、主は喜びの泉なのです。

35 神などどうでもいいと思っている罪人たちはみな、

地上から消え去りますように。

しかしこの私は、主をほめたたえます。

ハレルヤ。

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詩篇

詩篇 105

1 主のなさるすばらしいことの一つ一つに感謝し、

諸国の民に伝えなさい。

2 賛美の歌を歌い、

会う人ごとにその奇跡を告げ知らせなさい。

3 主を拝む人々は、その名を誇り、喜びなさい。

4 常に主を求め、御力を慕い続けなさい。

5-6 主がどれほど大きいことをしてくださったか、

考えてみなさい。

それは、私たちが主のしもべアブラハムと

ヤコブの子孫であり、選ばれた民だからです。

さあ、どのようにして敵を滅ぼしていただいたか、

思い起こしなさい。

7 私たちの神の恵みは、国中の至る所で明らかです。

8-9 たとえ、何千年を経たのちでも、

主は約束を忘れず、

アブラハムやイサクと結んだ契約を

守られます。

10-11 そして、この契約をヤコブに再確認されました。

「カナンの地を相続させよう」という、

イスラエルへの約束です。

12 このころはまだ、

イスラエルはほんの一にぎりの民族で、

カナンの寄留民にすぎませんでした。

13 彼らは国々に散らされ、

国から国へと放浪したこともありました。

14 しかし、そんな時でも、主の許しなしには、

だれも彼らを攻撃することはできなかったのです。

彼らを攻撃しようとする多くの王が滅ぼされました。

15 神の警告が響き渡りました。

「わたしの選んだ者にさわるな。

わたしの預言者に害を加えるな。」

16 主がカナンの地にききんを呼び寄せられると、

食糧が底をつきました。

17 一方、ご自分の民を飢えから救うため、

ヨセフを奴隷としてエジプトに送られました。

18 ところがヨセフは牢獄につながれ、

足かせや鉄の首輪をかけられたのです。

19 神の時がくるまで、

ヨセフは忍耐を試されました。

20 彼はついに、王によって自由の身とされ、

21 王室の全財産の管理を任されました。

22 ヨセフは、思いどおりに王の補佐官を投獄したり、

側近を教育したりできる身分となったのです。

23 そののち、ヤコブもエジプトを訪れて、

息子たちとともに住みつくことになりました。

24 それ以後、イスラエルの民は増え、

支配者たちを脅かす大民族とまでなったのです。

25 このころ神は、

エジプト人をイスラエルの敵と変え、

イスラエルは奴隷にされました。

26 しかし、主はご自分の代理として、

モーセをアロンとともに派遣なさいました。

27 エジプトに、恐ろしいみわざを行うためです。

28 主からの指図を受けて、

この二人は国中を暗闇で覆い、

29 あの大河を血に変え、

魚を死滅させました。

30 また、おびただしいかえるが現れ、

王の部屋に侵入しました。

31 モーセのひと言で、

あぶやぶよが、雲が立ちこめるように、

エジプト全土を覆いました。

32 主は、雨の代わりに、

人の頭を打ち砕く雹をお降らせになりました。

また、いなずまの先に、

エジプトの民は震え上がりました。

33 ぶどうといちじくの木は全滅し、

木という木の幹は、ことごとく裂けたのです。

34 また、主のひと声で、いなごの大群が襲来し、

35 青いものを跡形なく食い尽くし、

穀物をすべて食い荒らしました。

36 続いて、主は

エジプト人の全家庭の長男を、

その家の誇りである長男を打たれました。

37 一方、ご自分の民には、

銀と金をふんだんに持たせて、

エジプトを脱出させてくださいました。

その時、一行の中からは、

体の弱い者や病人は一人も出ませんでした。

38 エジプトは彼らを

非常に恐れるようになっていたので、

彼らが出て行くことを喜びました。

39 主は雲の幕を広げて、

彼らを焼けつく日ざしから守り、

夜には火の柱を立てて、明かりとされました。

40 人々が肉を欲しがると、空からうずらを降らせ、

天からパンであるマナを

お与えになりました。

41 主が岩を裂かれると、水がほとばしり出て、

乾いた地を潤す川となりました。

42 主は、しもべアブラハムへの約束を

覚えておられたのです。

43 こうして、選ばれた民イスラエルは、

意気揚々と約束の地に入りました。

44 主が、麦の穂の波打つ他民族の地を

与えてくださったので、

彼らは他人が育てた穀物を食べました。

45 これは、かれらが主のおきてを

忠実に守るようになるためでした。

ハレルヤ。

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詩篇

詩篇 106

1 ハレルヤ。

主の恵み深さを感謝します。

その愛は、いつまでも変わることがありません。

2 栄光に輝く主の奇跡を、

一つ残らず書き留めることのできる人が

いるでしょうか。

だれが、あなたを十分に賛美し尽くせましょう。

3 公平と正義と思いやりとを身につけている人々には、

幸福が訪れます。

4 ああ主よ。

あなたの民に祝福と救いを注がれるとき、

私にも目を留めてください。

5 この身をも、選ばれた民の繁栄にあずからせ、

彼らと同じ喜びに浸り、

ご栄光を共に味わわせてください。

6 私たちも先祖と同じように、

はなはだしく悪の道にそれました。

7 私たちの先祖はエジプトで、

あれほどの奇跡を目撃しながら、感動することもなく、

たちまち数々の恵みを忘れてしまいました。

それどころか、紅海のほとりで、

神に逆らったのです。

8 しかし、そんな人々をも、主はお救いになりました。

それは、ご自身の名誉を守り、

お力を全世界に知らせるためでした。

9 神が紅海に命じると、海は二つに裂け、

まるで荒野のように乾ききった、

一本の道ができたのです。

10 こうして、主は人々を敵の手から救い出し、

11 そののちすぐに水を元に戻して、

敵を一人残らずおぼれさせました。

12 ここまで来て、ようやく先祖たちは神を信じ、

堅く閉じていた口を開いて、賛美の歌を歌いました。

13 しかし、たちまち元に戻ってしまったのです。

彼らは神を無視して行動し、

14 もっとおいしいものを食べたいと注文をつけました。

こうして、もはや赦しを頂くことができない時点まで、

神の忍耐を試したのです。

15 主は欲しがるものをお与えになりましたが、

彼らの心を空虚になさいました。

16 人々は、モーセと、主が祭司に任命したアロンを

ねたんだのです。

17 そのため、大地は口をあけてダタンとアビラムと、

アビラムの友人たちをのみ込みました。

18 しかも、天から降って来た火は、

悪者どもを焼き尽くしたのです。

19-20 それは、彼らが栄光に輝く神より、

草を食べる牛の像を選んだことへの罰でした。

21-22 エジプトと紅海のほとりで

大きな奇跡をなさった神の顔に、

彼らは泥を塗ったのです。

23 神は、

人々を滅ぼそうとなさいましたが、

選ばれた人モーセが間に入ってとりなしました。

怒りを静め、人々を滅ぼさないでほしいと

神に嘆願したのです。

24 彼らは、神の祝福の約束を信じず、

約束の地に入ることを拒みました。

25 おのおのの天幕で口をとがらせ、嘆き悲しみ、

主の命令を全く無視したのです。

26 そこで主は、彼らを荒野で殺し、

27 その子孫を遠い国へ追い散らすことになさったのです。

28 そのあと私たちの先祖は、

ペオルでのバアル礼拝に加わり、

死人にまでいけにえをささげました。

29 こうして、神の怒りは極限に達し、

恐ろしい災いが下りました。

30 ピネハスが、災いを引き起こした張本人たちを

処刑すると、神の罰は収まりました。

31 このピネハスの適切な処置は歴史に残ることでしょう。

32 イスラエルはメリバでも主を怒らせ、

モーセを窮地に追い込みました。

33 そのため怒りに燃えたモーセは、

思わず軽率なことを口にしてしまったのです。

34 イスラエルの民は、主の命令に逆らい、

カナンに住む外国人を滅ぼさなかったばかりか、

35 いっしょになって悪の道に励みました。

36 その地の偶像にいけにえをささげ、

神には目もくれませんでした。

37-38 彼らは、

わが子をカナンの偶像の悪霊にささげることまで行い、

罪のない者の血を流し、国土を汚したのです。

39 偶像を愛することは、

神の目から見れば姦淫の罪であり、

自分自身を汚すことになりました。

40 主の怒りは激しく燃え上がり、

神は彼らを嫌悪なさいました。

41-42 そのためイスラエルは、

外国人に踏みにじられるようになったのです。

彼らは敵に支配され、抑圧されました。

43 主はそのような奴隷状態から、

彼らを何度お救いくださったことでしょう。

しかし人々は、反抗的な態度を続け、

自らの罪ゆえに自滅していったのです。

44 それでもなお、主はその叫びを聞き、

その苦境を思いやってくださいました。

45 愛の主は、以前の約束を思い出してあわれみ、

46 敵でさえ、捕虜となったイスラエル人を

あわれむように配慮してくださいました。

47 ああ神である主よ、お救いください。

各地に散らされた人々を再び集めてください。

私たちは、躍り上がって喜び、

感謝と賛美をささげたいのです。

48 イスラエルの神である主は、

永遠から永遠まで賛美を受けるにふさわしいお方です。

人々が口々に、「アーメン」と言いますように。

ハレルヤ。

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詩篇

詩篇 107

1 主に感謝しなさい。

主は恵み深く、愛と思いやりにあふれたお方なのです。

2 主のおかげで自由の身となれた人は、

大声でそう人に伝えなさい。

主に敵の手から救い出してもらったことを、

ほかの人に知らせなさい。

3 主は、最果ての地で囚われの身となった人々を

連れ戻されました。

4 住む家もない人々は、荒野をあてどなくさまよい、

5 空腹をかかえ、のどはからからに渇き、

体力も衰え果てました。

6 しかし彼らが「主よ、助けてください」と叫ぶと、

その切なる願いは聞かれました。

7 神はすぐさま、安全で住むのに適した地へと

移してくださったのです。

8 主が優しい心づかいを示し、

すばらしいことをしてくださったかを知って、

彼らが主を賛美しますように。

9 主は渇いたたましいを潤し、

飢えたたましいを良いもので満たされるからです。

10 みじめな奴隷になり下がり、

暗闇に座り込んでいる人はだれですか。

11 神に逆らい、神々にまさる神をさげすんだ人々です。

12 それゆえ、彼らは主から重労働を強いられ、

倒れても、だれにも起こしてもらえないのです。

13 八方ふさがりの中で、

彼らが主に助けを求めた時、

その願いは聞かれました。

14 暗闇から引き上げられ、

奴隷の鎖を断ち切っていただきました。

15 すばらしい思いやりと恵みを

かけていただいたことについて、

彼らが主を賛美しますように。

16 牢獄の青銅のとびらを押し倒し、

鉄格子を切断してくださったのは主なのですから。

17 愚かな人々は、罪深い行いのために、

病気にかかりました。

18 食欲もなく、死の一歩手前にいましたが、

19 その苦境の中から主を呼ぶと、

力を与えられ救い出されたのです。

20 主のひと声で病気はたちどころに治り、

死の入口から引き上げられました。

21 これほどすばらしい恵みを頂いたことについて、

彼らが主を賛美しますように。

22 彼らが主へのいけにえとして感謝をささげ、

主がしてくださったすばらしいことを歌にして、

語り継ぎますように。

23 七つの海をまたにかけて

商売をする船乗りたちがいました。

24 この人たちも、主の力を目の当たりに見るのです。

25 主がお命じになると、波は山のように高くうねり、

26 船を天まで持ち上げます。

しかし次の瞬間、船は深みに落とされ、

船乗りたちは恐怖に震えます。

27 彼らは酔っぱらいのようによろめいて、

途方にくれます。

28 こうして、あえぎながら神を呼び求めるとき、

彼らは救われるのです。

29 主は嵐を静め、波を穏やかにされます。

30 海が凪ぐと、目ざす港に無事に導かれるのです。

なんという祝福でしょう。

31 このすばらしい恵みを頂いたことについて、

彼らが主をほめたたえますように。

32 どうか、人々の前でも神をほめたたえ、

権力者の前でも、ものおじしませんように。

33 主は川の水を干上がらせ、

34 悪者どもの手に入れた肥沃な地を、

塩分の多い荒れ地に変えられます。

35 また、荒野を豊かな水で潤された

肥沃な平野に変えられます。

36 そこに飢えた人々を住まわせると、

彼らは町を作り、

37 畑に種を蒔き、ぶどう畑には苗木を植え、

やがて豊作を祝うようになります。

38 主の祝福を受けて、大家族をかかえるようになり、

家畜も大いに増えます。

39 しかし、虐待され、

苦しみや悲しみを経験することで、

惨めな状態に陥る人々もいます。

40 主は、おごり高ぶった人々をさげすみ、

権力者に廃墟をさまよわせます。

41 しかし、神を信じて従う貧しい人には救いを与え、

多くの子どもを与え、繁栄をもたらされます。

42 正しい人々はそれを見て喝采を送り、

悪者どもは貝のように堅く口を閉ざさざるをえません。

43 あなたに知恵があるというのなら、

私の言っていることをよく聞いて、

主の恵みを深く思い巡らしなさい。

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詩篇

詩篇 108

1 ああ神よ。

賛美が私の口からあふれてきます。

心から喜んで、あなたへの歌をささげましょう。

2 十弦の琴と竪琴よ、目覚めなさい。

共々に歌って、夜明けを迎えようではないか。

3 私は世界のどこでも、主をたたえます。

4 あなたの恵みは測り知れず、

その真実は天にまで達します。

5 ご栄光は、大空を突き抜くようにそびえています。

6 あなたが愛しておられる子、

私の叫びを聞いてください。

あなたの偉大な力で、私を救ってください。

7 神が聖なる約束を交わしてくださったので

私はほめたたえます。

神は、シェケムの全土とスコテの谷を下さると

約束してくださいました。

8 「ギルアデとマナセは、

おまえたちに与える、わたしの領地だ。

エフライムは、わたしのかぶと、ユダはわたしの笏。

9 しかし、モアブとエドムはさげすまされる。

わたしはペリシテ人に向かって、勝ちどきを上げよう。」

10 神以外のだれが、こんな要塞で固められた町々を

征服する力を、私に授けてくれるでしょう。

また、エドムまで導いてくれるでしょう。

11 神よ、あなたは私たちを見捨て、

その軍勢を置き去りになさったのでしょうか。

12 どうか、敵に立ち向かう力を与えてください。

同盟軍の助けなどあてにできません。

13 神の助けさえあれば、

勇敢に戦うことができます。

神が敵を踏みにじってくださるからです。

—https://api-cdn.youversionapi.com/audio-bible-youversionapi/406/32k/PSA/108-d77537c5e3113a09c6d0ae7c2549f700.mp3?version_id=83—

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詩篇

詩篇 109

1 ああ、すばらしい神よ、

そんなに遠くで黙っていないでください。

2 悪者どもは私を中傷し、偽りばかり並べ立てています。

3 理由もないのに私を憎み、

攻めかかって来るのです。

4 私は彼らを愛し祈っているのに、

私のいのちをつけねらうのです。

5 善の代わりに悪を、愛の代わりに憎しみを

返してよこします。

6 私がどんな気持ちでいるか、敵に知らせてください。

彼に、ありもしないうわさが立てられますように。

彼が不公平な裁判官のいる法廷に

引き出されますように。

7 そして、有罪宣告が下されますように。

彼の祈りさえも、罪とみなされますように。

8 彼の寿命は縮まり、

彼の仕事はほかの者に奪われますように。

9-10 彼の子どもは父なし子に、妻は未亡人になり、

荒れ果てた家から立ち退きを命じられますように。

11 債権者に全財産を没収され、見も知らぬ者に、

たくわえをみな巻き上げられますように。

12-13 誰ひとり同情せず、残された彼の子どもにも

あわれみをかけてやりませんように。

一家の者が死に絶え、

その家系が一代でとだえますように。

14 両親の罪まで見のがさず、徹底して罰してください。

15 彼のした悪事をかた時も忘れず、

その名を人々の記憶から消し去ってください。

16 彼は人を思いやる気持ちなどみじんも持たず、

困っている人を虐待し、

傷心の者を死に追いやったからです。

17 人をのろうことばかりしていた彼を、

今度は、あなたがのろってください。

一度も人を祝福したことがない彼に、

祝福をお与えにならないでください。

18 彼にとってのろうことは、

水を飲んだり、好きな物を口にしたりするのと同様に、

体にしみついているのです。

19 今度は、そののろいが舞い戻って来て、

彼にからみつきますように。

20 それこそ、私のことでうその証言をし、

殺してやると言って脅した敵への、

主からの刑罰なのです。

21 しかし神である主よ、

私のことは、あなたの子として扱ってください。

どうか、優しいお心をかけてください。

ああ、限りなく恵み深いお方よ、

どうか救い出してください。

22-23 私は、まっさかさまに

谷へ落ちて行くような心境です。

人の腕から払いのけられるいなごのようです。

24 断食のため、ひざが弱くなり始め、

体は骨と皮になりました。

25 まるで失敗の見本でも見るように、

人々は私をあざけります。

26 愛と真実に満ちた神である主よ、

どうかお救いください。

27 人々の目の前で私に救いの手を

差し伸べてくださるなら、

きっとだれもが、

あなたこそ力ある神であることを知るでしょう。

28 彼らは、のろいたいだけのろえばよいのです。

あなたの祝福さえあれば、私は何も気にしません。

私を亡き者にしようとする彼らの努力は水の泡となり、

私は喜びながら出歩けるようになります。

29 彼らは何をしても失敗し、恥じ入りますように。

30 しかし、私は絶えず主に感謝をささげ、

あらゆる人々の前で賛美します。

31 主は、飢えている貧しい者の味方となって、

敵の手から救ってくださるからです。

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